月額変更届(随時改定)の判定と処理方法
昇給・降給などで固定的賃金が大きく変わった場合に行う「月額変更届(随時改定)」の判定基準と処理手順をWorkVellで解説します。
月額変更届(随時改定)とは?
月額変更届(ずいじかいてい)とは、昇給・降給など固定的賃金の変動があり、実際の報酬月額と標準報酬月額の間に大きなズレが生じた場合に、定時決定(7月)を待たずに改定を行う手続きです。
随時改定が必要な条件(3つすべて満たす場合)
- 1.固定的賃金が変動した
- 基本給の昇給・降給
- 通勤手当の変更
- 家族手当・住宅手当など固定手当の変更
- ※残業代など非固定的賃金の変動は対象外
- 2.変動月以降の3カ月の支払基礎日数がすべて17日以上
- 3.変動後3カ月の平均報酬月額と現在の標準報酬月額の等級差が2等級以上
WorkVellでの判定と処理
ステップ1:随時改定対象者の確認
給与管理 → 社会保険 → 月額変更届
WorkVellは固定的賃金の変動を検知し、随時改定の候補者を自動でリストアップします。
各候補者について:
- 変動前後の固定的賃金
- 変動月以降3カ月の支払基礎日数
- 3カ月平均報酬月額
- 等級差の判定結果
ステップ2:内容の確認・修正
自動判定が正しいか確認します。必要に応じて:
- 非固定賃金の除外確認
- 支払基礎日数の確認(17日未満の月がある場合は対象外)
ステップ3:電子申告データの出力
「月額変更届データ作成」→ 確認 → 「e-Gov/eLTAX形式でエクスポート」
提出期限:変動月から3カ月後の翌月(例:4月変動なら8月末まで)
よくある間違い
Q:残業代が増えたので随時改定が必要ですか?
A:いいえ。残業代は非固定的賃金なので随時改定の対象になりません。ただし、みなし残業手当(固定残業代)の変更は対象です。
Q:定時決定と随時改定が重なったらどうなりますか?
A:随時改定で改定された場合、その年の定時決定は原則対象外となります。
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